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2017年12月31日日曜日

一流と二流の演奏家

◆Schiff: Schubert And Syncopated Subtleties




シフは、音楽において最も美しいものは沈黙だ、と言っているけれど、
この二人の音楽の質はかなり異なるな、
超一流と、二流の演奏家の相違というのが、わかる

上の映像にあらわれるシフとその生徒 Cornelia Herrman の、
たとえばバッハのフランス組曲の演奏を聞き比べてみると、
ああ、こんなにも違うのだ、というのがつくづくわかる

◆Cornelia Herrmann: J.S.Bach French Suite No.2




◆András Schiff - Bach. French Suite No.2 in C minor BWV813




とはいえ、一流とはいえないだろう演奏家でも
思いがけないお気に入りの演奏に行き当たることがある。

たとえば、シンガポールのSee Ning Hui (1996年生まれ)のデビューコンサートのBWV878ーーこのフーガは平均律のなかで最も好きなものだがーーは、とってもいい(わたくしのシロウトの耳には)。

◆Bach - Prelude & Fugue No. 9 in E, BWV 878





もちろんグールドのビデオ版ーーわたくしには彼のCD版はぜんぜんダメだーーに比べるわけにはいかないが。

◆Glenn Gould - Fugue in E Major from The Well Tempered Clavier Book 2 - BWV 878