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2016年1月8日金曜日

モディリアーニの女たち







モディリアーニの彫刻は古代のあの彫刻を想い出させる。

(2000 BC Cycladic ‘Head of an Idol’ in the Louvre)

わたくしは二十代前半にルーヴルを訪れ、このキクラデス Cyclades の彫刻の小さなイミテーションを購入して、今でも部屋に飾っている。






キクラデス Cyclades の全身彫刻であるならば、これはすぐさまモディリアーニの絵画さえ想起させる。





彼の肖像画は、モデルのなで肩が特徴であるとともに、手を前に組み合わせた女たちがおおい。










ーーということに最近気づいたのであって、彫刻や絵画に詳しいわけではまったくないし、解説のたぐいも今探ってみることはしない。なんとなくモディリアーニを好んでいたのであって、それがなにに由来するのかも考えてみたことはない。












ああいいなあ、フォルム化されていながらーーキクラデスの彫刻のようにーー、それとは別ににおいがしてくるんだよ

肌の温かさ、汗の湿り、体臭、生活の臭いさえしてくるんだよ

オレはおっぱいより腋の下と腰まわりを好むので、そのせいもありだろうがね


Jeanne Hebuterne wohl Modell und Muse von Amedeo Modigliani

これ、ほんとうにジャンヌ・エビュテルヌの写真なのかね
ふつう流通している彼女の肖像写真のイメージとはひどく違うな

モディリアーニの内縁の妻であった彼女は、モディリアーニの死後数日あとに長女を残して(お腹の子供とともに)自殺してしまう。